剣抜大洞林道の春は遠い

今シーズン初の山梨県は剣抜大洞林道に向かいました

山梨県南巨摩郡南部町福士に在る山岳林道です
一昨年の9月に一度完抜きしています(この記事)

この林道自体はほぼ通年通行止めの状態です。
ただし、南側は篠井山登山口まで、北側は十枚山登山口までは車道を確保しているので
観光としての役割は果たしています

周辺の林道はまだ冬季閉鎖中ですが、
今年は雪が少なかったので大丈夫だろうと踏んで出発しました。 が、

本線に向かう前に何かと因縁のある場所に寄り道します(因縁とはこの記事)

奥山温泉の脇が入り口。ココ  ※地図中央の十字マーク
ポールゲートは無施錠だ

田代峠は私にはあまりいい思い出はないけど、自然土でとても良い感じだ

それにしても、あちこち苔だらけだ
晴天なのに空気がしっとりしていてウエアが湿ってしまったほどだ

休憩場所も苔まみれ。この先は徒歩となる

 

少し北上して篠井山登山口に到着。ココ  ※地図中央の十字マーク
ここは以前と変わりなくトラロープで封鎖

序盤はしばらく舗装路で標高を上げる。車両は入っている様子だ

 

今回はこの支線も探索してみる。ゲートは常時オープンのようだ

そこそこの放置状態が続き終点となった。特に何もなし・・

 

本線は次第に荒れ出す。倒木や落石も多数

標高が1000mを超えると雪が残っている

ん~ ヤバいな~ まだ行けるか

今回も富士が見えない。方向が間違っているのだろうか
それとも縁がないのか

時々雪をチラつかせて不安にさせる。ここで引き返すか、何度もそう思う
でも行けるところまでは行ってみよう

舗装とダートを何度も繰り返す

うっう~ ツライ

タイヤが雪に埋まったり、路面がむき出しだったり、
まったくハラハラドキドキだ!

ようやく月夜の段に到着。ここまでめちゃくちゃ時間がかかった(~_~;)

しかし・・

えっ (・_・)

あかん・・

これは無理だ

帰ろう

意気揚々と出発したのですが、月夜の段で絶望的に進めなくなりました
いくら積雪が少ない年とは言え、さすがに1000mを超えると状況は違うようです
雪が解けたら出直します(^_^;)

この後、佐野川上流へ向かいます

 

八高山の例の2連G

これです、この厳重なやつです
しかも左右に2連。相当な拒絶感です

ご存知の方も多いハズ。どっちにも行けず、どっちからも来られません
この画像をネットで見てからここへは来るまいと決めていましたが、とうとう来てしまいました

向かって右は大代林道(おおじろ)。何とかなるとかそういう問題ではなく、この「圧」が問題なのです

左は八高林道。向こう側には良さそうな道が見えます

 

静岡県島田市福用~大代。ここは林道天国なのです
この排除具合に何年も指をくわえていました

 

一番の目的は林道から見える大垂滝です(^o^)/
まずは、萩間集落から北上しました。ココ
こんな感じの舗装路が続く

道すがら、ゲートの確認をきっちりこなす
周辺には2連ゲートの他に関所が4つある

1つ目のゲート(A)に到着。錠前はがっちりだが脇は緩めだ

 

2つ目(B)「大代西林道」は廃道化か? 施錠は無し

 

3つ目(C)はチェーンゲート。それほど固くはない

4つ目(D)のチェーンゲート。大代西1号線。脇は怖い

一通り確認が済んだので、八高山の北側に回り込もう

林道で八高山を東に巻き、滝を見た後に林道網に入る。まずは馬王平を目指そう

「名もなき御堂」は本当に何も書いていなかった

三叉路に到着。ココ ※地図中央の十字マーク

右方向のチェーンゲートが大垂滝へ続く道だ

これはいい道だ(^o^) 緩めの勾配に自然土、見通しはまあまあ

この橋の所が大垂滝なのだが・・

・・・あれ?
枯滝となってしまっている
そういう時期なのか、この滝はそういうものなのか

一番の目的である滝で肩透かしを食ってしまったが、林道はまだまだ続くぞー 天気もいいぞー

今日一番の荒れ場。それでもこの程度だ

基本的に崩れなどはなく、強い道という印象だ

前方に広場が見える。馬王平だ

とても広い。元々は資材置場でもあったのだろうか?

登山者の方が1名休憩して景観を楽しんでおられた
こういう静かな場所ではバイクの音は雑音でしかない
申し訳なく感じたので足早に立ち去ることに

馬王平からは東側が開けているので富士が見えるらしいのだが・・

残念ながら今日は確認できなかった(~_~;)

直進方向の右手の道を降りる。大代東林道だ

この先は分岐が多くてまさに迷路だ

えーっと、右、左、それから右。おっと、そっちは行き止まりか(^_^;)
右、右、左かな? えーい、分からんわ!

こういうの、いい感じだね~ (^^)

分岐と格闘しながら2連ゲートの裏に出た。これはスルーして直進

いきなり視界が開けた。大規模伐採地区だ

こういった場所はよく見かけるのだが・・
展望が良くて嬉しい反面、なぜか不安な気持ちにもなる

こんなに切っても大丈夫なんだろうか・・
ひょっとしてガラスのパネルが敷き詰められて興ざめな光景にならないか・・

最後はチェーンゲート(D)に出てきた

八高山林道網。例の2連ゲートはすごい威圧感でしたが、ほかの入り口は友好的でした
ただし、路面の状況から車両が頻繁に入っている様子で作業に出くわす確率は高そうです
何度かエンジン音がしたので警戒してしまい、落ち着いて探索することができませんでした

今回はメインを中心に行ったため状態が良かったですが、いくつかの支線には廃道感がありました
県81の栗島集落からも入れるようなのでまた行ってみたいと思います

 

 

※三叉路の先は家山へ

大きな看板のある例の三叉路を左(北方面)に進むと家山に抜けられます
3kmほどダートで前山集落まで来ると舗装になります

 

 

 

大尾山へ 大尾大日山林道は延伸中

とても天気がいい日です。掛川市に来ています
大尾山周辺(おびさん)の林道を探索です。かなり山頂へ近づけそう
静岡県掛川市居尻の県39から逸れます。ココ ※地図中央の十字マーク

集落を過ぎると次第に山に入っていく

ずっと舗装路。分岐は多いが案内板がしっかりと設置されている
このルートは坂角林道だ

登りきった所で大尾大日山林道に接続した

右は工事中で、これは後にしてまずは左の山頂方向へ進む

少しだけ未舗装になるけど車両で固められてガチガチ

問題はここからだ。この作業道を炭焼集落へ抜けられるか確認する

なかなかの急坂を下っていく。登りは無理かもしれない
もし抜けられなかったらどうしよう・・

この時点で地図の点線(真北方向)を完全に見失った

この道にために相当削ったんだろうな。岩むき出しだ

後半は平和な道が続き、木漏れ日に癒やされます(*^^*)

無事町道に出られた。こちら側はチェーンゲートで封鎖されている

これから柚葉集落を抜けて再び大尾山へ戻る

柚葉(ゆずは)。なんて美しい地名だろうか
命名は単純な理由かも知れないけど響きがいいね
出先でこういう地名を見るのも探索の楽しみの一つ (^^)

山頂付近のお寺は開放されていた。今日は誰も居ないけど(^_^;)

再び工事中区間に戻ってきた。今日はこの先を見に来た
大尾大日山線は只今延伸中だ。

砂利敷のフラットダート。ダンプの踏み跡がひどい

バイパスなみに綺麗な道だ。対向車がいつ来ても不思議ではない

大規模伐採地帯の先で車両の気配が。

いよいよ終点が近いか。ちょっと歩いて覗いてみると作業中だったのでここで引き返した
今年の5月末に終了とある
この道は明ヶ島林道の接続するらいしいけど、この期間で出来るとは思えない

大尾山をグルっと周りました。ほぼ舗装化されていて特に見所はありません
肝心の大尾大日山線の延伸状況ですが、明ヶ島線までの接続はまだかかりそうな気配でした

この後、禁断の地 八高山へ向かいます