身延山と夏秋林道

櫛形山の後、南下して身延山に来ました
身延山は山梨県南巨摩郡の身延町にあって標高約1100m
日蓮宗の総本山、久遠寺が在ります
修行場、宿坊、ロープウェイ、大学(仏教学部のみ)まであります。山全体が1つの集合施設の様相です

私の目的は夏秋林道。夏秋集落と十萬部寺を結ぶ地元林道です
2月に車で赤沢林道を途中まで行きましたが、今回はその先をついでに確認しに行きます
航空写真では実に頼りなく見えたので、ほぼ無理だろうと思いつつ出発しました

それにしても「夏秋」。集落の名称が美しい
入り口はココ。県37沿いです

一応舗装路だけど道幅が極端に狭い。4輪は離合に苦労すると思う

なんと、集落の入口自体に獣避けゲートがあった

裏側には可愛らしい文言が(^^)

さてココが夏秋林道入口。なんか厳重だ(ー_ー;)

その名も「アニマルキラー4300」恐ろしい商品名だな。通電しているようだった

この獣避けゲートはいいとして、

奥には倒木・・・ではない。意図的に置いてある
通行を禁ずる明確な意志を感じたから通過は自粛した

ゲートはと言えば、錠は固い

錠前もチェーンもピカピカ。最近付け替えたようだ

 

仕方ないので赤沢林道経由で十萬部寺にやって来た。とても綺麗なお寺だ

夏秋林道の入り口を探したけど分からなかった
あまりにも厳粛な雰囲気だったのでこれ以上ウロウロできなかった(~_~)

という事でプランBに切り替えて、身延山山頂を目指す
お寺の裏から林道が延びている

2月にネットで調べた限りでは車両は通れないという結果だったので「徒歩確定」としていたけど、実際は違っていた(^^)
行ってみないと分かりませんね。

路面の状態は悪かったけど、感井坊まで来られた
ここもまたバイクで乗り入れるなど相応しくなく、長居はできなかった
そそくさと退散する

未舗装の林間をしばらく行くとロープウェイの山頂駅に着いた
ここ山頂にもいくつもお堂があった。またまた手早く撤収した

麓までは一応林道があるのは分かっていたので下っていく。身延山の南斜面のルートだ
途中、参拝者や修行僧を見かけた
お経を唱えながら歩いている・・・ふと思った。

「ここは一般車両はダメではないか?」

場違いな排気音と浮きまくりのライダージャケット姿
実に居心地が良くない(もちろん私が悪いのだが)

それにしても立派な杉だ

麓の近くでゲートがあったけど開いていた。とくに通行を禁ずる看板もない
では通行しても問題ないではないか、と言うとそういう雰囲気でもない
「察しなさい」という事か。

私はもう来ないし、絶対にお薦めもしないです
景勝地ではありますが、基本は参拝目的で一般的な観光の賑わいとは一線を画します

仏事・修行の地という空気感がそこかしこにあります
私などが来る場所ではありませんでした

 

南巨摩郡 丸山林道(その1)と櫛形山

南巨摩郡富士川町にやって来ました

今回は富士川町増穂から早川町の奈良田まで通ずる丸山林道が目的です
井川雨畑林道と同じく長年ずっと企んでいるところです

奈良田側(西側)は通年通行止めの状態が続いています
増穂側(東側)は冬季通行止めがあります
また、全線が舗装化されています
とりあえず様子を見に行きます

入り口はココ

1つ目のゲートは開放中だ

そして櫛形山林道との分岐に到着。ココ

やはり丸山林道はゲート閉鎖中。この記載からは冬季閉鎖なのか災害閉鎖なのか分からない
それに冬季の終了日も分からない
山梨県のHPでは冬季期間は5月15日までとなっている
脇は怖い

熊か!? と思ったらカモシカ。まぎらわしい色だなー

真新しい修復跡がチラホラ。春の開通に向けての準備だろうか

丸山林道支線のゲート。ここも気になっていたが、ご覧の通りガチガチ
峡南地域振興局林務環境局
この先は池ノ茶屋登山口に向かっている

本線を進み丸山林道展望台まで来た。くっきり富士をバックに撮れた

ここを出たところで軽トラと作業車両に遭遇!! 低速ですれ違った
ヤバイっと思ったけどそのまま通過

一応先に進んでみたけどちょっと行ったところで作業中だ
冬季閉鎖解除に向けての作業だろうか?
作業の邪魔をしてはいけないので戻ることにした

という事で今回の丸山林道は展望台まで。また次回トライしたい

 

この後、櫛形山林道の周辺を巡ったけれどどこも舗装で全く面白くない
やっと見つけた未舗装があったけどゲート封鎖で理由は不明。櫛形山林道支線。ココ

錠は固い

もう終わってしまった。ちょっと短い・・・

左へ行くと集落に降りられるみたいなので行ってみたが、

強固なゲート。錠も脇も固い

分岐に戻って右へ行くと同じくゲートだけど(^^)
このゲートはきっと貴重な存在です。櫛形山林道支線へはこのゲートを目指しましょう。ココ

下っていくと高尾穂見神社へ着く

のどかな集落ののどかな神社で休憩しました。とってものんびりできました(^o^)

丸山林道は残念でしたが探索は続行するつもりです
櫛形山林道は全線舗装化されています。眺望がとてもいいので観光ドライブには最適ですが、私には全く楽しめませんでした
櫛形山林道支線のように若干ダートが残っていますが時間の問題かもしれません

 

この後、身延山に向います

 

 

 

乾徳山林道 トンネルの先には

山梨市の乾徳山(けんとくさん)に来ました
三富地区から乾徳山~広瀬湖方面に向かう乾徳山林道を行きます

乾徳山以北は地理院地図では途中で完全に分断されていますが、航空写真だと繋がっているように見えます
気になって仕方ありませんので見に行くことにしました。こういう衝動は抑えられません(^_^;)

乾徳山へはここから入る。ココ

眺めのいい道を上がっていく

大平荘に到着。登山者で賑わっていた

これが乾徳山。綺麗な形だ

ここが林道の始点か。ダートになる

登山口をやり過ごす。ひっきりなしに登山者が上がっていった

!! ドキッとする看板だな。いったいいつまで冬なんだよ

後で分かった事だけど、この斜面全部ソーラーになるようだ

綺麗な森林が台無しだ。完成したらおぞましい光景となるだろう(~_~)

ゲート前に到着。冬季閉鎖は終了していて開放中

 

山梨ではアブロイが旬のようだ

富士がとても綺麗に見えます(^o^)

何度か登山者の車とすれ違いながら進む

広場に到着。見晴らしがいいね~ ココ

ここには巨大はゲートがあった。これまで見た中で最大級だと思う

途中に工事中の分岐もあった

分岐を過ぎると道が荒れ出した

ずーっと奥まで続いている\(^o^)/

崩れているところもあって何度かヒヤッとした。道も斜面も完全に砂に埋まっている

さあ、ここからトンネル群だ
1つ目のトンネル。乾徳山第2トンネル

2つ目。乾徳山トンネル

なんと733m! これは長いぞ

当然照明などなく真っ暗の中を不安を抱えつつ進み、なんとか出口を迎えられホッとする

3つ目。音取第二隧道

そして4つ目。音取第一隧道。奥に嫌な気配・・・

 

えーーっ こんなとこにゲートがー \(◎o◎)/

残念ながら錠も脇も固い

 

一体いつの大雨なんだよ!

トンネル出口で閉めるとは粋なことをするね、峡東さん
バイクを置いて歩きで先を見に行こうかとも思ったけど、最初のゲートが閉めらる不安があったので、引き返す事に
今回の帰路は長いぞ~ (~_~)

 

さて、もしトンネルを抜けられたらどこに出るのか? 反対側を確認しに来た。ココだと思う
西沢渓谷の入り口

”一般”車両進入禁止だ。「私は決して一般ではありません!」と言いたいところだが、この観光客ではね。
仮にひんしゅくを買いながらバイクで入ったとしてもその先にはゲートがあるようだ

[参考画像]

という事で99.5%完抜けです(^^)

乾徳山林道はとても冒険心を駆り立てられました。特に最後のトンネル群はどこまで行けるかヒヤヒヤしました
全線を通して景観が良くて走りやすいです

途中の巨大ゲートはいいとして、最初のゲートは要注意です。近くに居た登山者の話だと冬季以外にも閉まっている事があるらしいです
今度は西沢渓谷側から歩きで入って、”あの”トンネルを見に行こうと思います