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ヨモギ沢林道(仮) 恐怖の作業現場

再び大谷崩来ました。静岡市葵区です

沢を渡った向こう岸に伸びる林道を行きます
2月に車で来た時に入り口だけ確認していました
名称が無いのでヨモギ沢林道(仮)とします

入り口はココ

渡った所にゲートがある。錠は固い
入り口には工事中の看板。今日はお休みのはず

砂利敷で踏み固められている

作業小屋が見えてきた。やはり人は居ないようだ
ちょっと珍しいものを見かけた。トイレだ。
目隠しがしてある。そう言えば最近は工事現場でも女性の為の環境作りをしていると聞くけど、これもその一環だろうか

谷向こうに驚愕の光景が現れる(@_@;)
なんと恐ろしい現場だろうか、急角度の斜面にへばり付くように作業車両がある
ちょっと崩れたらひとたまりもない。しかも全く逃げ場がない、まさに命がけだ

それにしてもあそこまでどうやって行くのだろう? 下からあちら方面の道はなかったはず

その後も作業中の箇所がいくつもあり、複数同時に工事している様子だ

 

 

この広場を過ぎると間もなく終点だ

地図上ではここが終点だと思っていたけど、まだ先に道があった形跡がある。落ちたようだ

久しぶりに怖い現場を見ました。ここはどの箇所も気が抜けないだろうと思います
大谷崩にある作業現場なので当たり前かもしれませんが、どの斜面も急でしかも地質が脆い
走っている最中にも坂の上からコロコロ石が落ちてきました
きっと毎日のようにどこかで崩れているのでしょうね

 

この後、甲府方面に行きたかったのですが
普通に静岡市まで下って行くと恐ろしい時間がかかってしまいます(100km以上)
そこで「豊岡梅ヶ島林道」の出番です

安倍峠を越えて身延まで抜けて行こうと考えたのです
ここは一度抜けているので大丈夫だろうと高をくくっていました
ですが林道はそう簡単にはいかせてくれません(~_~)

 

 

※豊岡梅ヶ島林道 2018.8.15

当然のようにゲートは閉まっています
よく見ると脇に変化がっ!

なんと、土が盛られている? しかもガードレールの端っこ(曲がっている部品)が取り付けられている
以前はこれが外れていたのでスイッチバックができたのに・・
明らかに嫌がらせだヽ(`Д´)ノ

※昨年5月の様子※

いきなり崩れとるし・・(~_~)

なんとか通れるように伐採して

その先にも土砂がかなり流れていました

安倍富士はまったく見えないし(~_~) つまらん・・

すんなりとはいきませんでしたが、無事大城に抜けられました
障害物はあったものの梅ヶ島温泉からここまで約1時間。かなりのショートカットになりました(^^)

 

 

丸山林道 完抜き

井川雨畑林道豊岡梅ヶ島林道と並んで何年も完走を計画していたのですが、ようやく抜ける事ができました
丸山林道です。山梨県南巨摩郡の富士川町平林から早川町奈良田までを繋ぐ全舗装の山岳林道で全長約30km

上記の2つの林道と同様に通年通行止めで、しかも平日は必ずと言っていいほど工事中です
両側とも入り口には何度か行きましたが、常に工事に阻まれました
最終は5月に行きましたがやはり工事中で途中で引き返しています
今回はお盆休みという確実な日で挑みました!

富士川町側から入ります。ココ

櫛形山林道との分岐地点のゲートは開いてる(冬期は閉鎖)

小石はあるけど清掃した形跡がある

丸山支線林道のゲートはやはりクローズ。恐らく通年だな

今日は天気が悪くて丸山展望台から富士山は見えない(~_~)

※5月の様子※ 天気が良ければこのようにくっきり見える(^^)
山々の稜線が綺麗な素晴らしい展望台だ

池の茶屋林道との分岐地点。一応行ってみたけど面白いものは何もなし

ここからが通年通行止めの区間だ

その先もさほど荒れてはいない。なぜ止める必要があるのか分からないぐらいだ

支線の源氏山登山道も工事中のようだ。ゲートは厳重

若干放置感はするものの、走行に支障はなく綺麗なものだ

この辺りで実感が湧いてきた。
最初に奈良田側のゲートを見に来たのはもう7,8年前になる。その時はオンロードバイクだった
地図で見ただけでも険しい道で豪快な景色が想像できたから、いつか行ってみようと思っていた

しかし、どれだけ待っても通行止めは解除にならず、何度調べてみても工事中で封鎖状態が続いている
こうなったら隙きをみて行くしかない・・
随分時間が経ってしまったけど、やっと行けそうだ。この先まだ分からないけど

今日始めての崩落現場。これぐらいならいいのだけれど

谷向いに道が見える~(^o^)

いたるところで雪にヤラれている

ようやく奈良田への道標があった。それでもまだ9kmある~

山はかなり深い。この辺りの景色が一番凄かった
残念ながら今日は雲海は見られない(T_T)
最高地からは若干下った。それでも1400mぐらいはある

とうとう工事現場に近付いた
まさかとは思うけど一応人影に警戒する。見つかったらお叱りを受けるのは必至だ(~_~)

こりゃあ普段は絶対に通れそうもないな(^_^;)

こういう現場を見るたびに綺麗に片付けてあるなー と思う
作業後は相当汚れるだろうし、道具を出したり片付けたりするのもかなり面倒くさいだろうにキチッと仕舞ってある。管理が行き届いていると言う事か。
普段仕事先で見かける事務所よりずっと綺麗だ(^^)

道路だけでなくかなり大規模な法面工事だ

工事は来年の2月までのようだけど、終わったら本当に通れるのだろうか?

鉄塔が見えてきたら奈良田湖は近い

奈良田側ゲートに到着。
脇は固い

丸山林道。無事完抜きできました! 感無量です(T_T)
終点でしばらく立ち尽くしていました。これまで何度来ただろか、3回目ぐらいに来た時にはやっぱり抜けるのは無理な道だと思っていたなー

予想に反して道中は何の苦労もなく、その点は拍子抜けでした

来年春には無事工事が完了して全線開放されるといいですが・・
何度も裏切られた私は当然疑っています(ーー;)

この後、再び大谷崩れに向かいます

 

 

 

 

鹿曲川林道 と 消滅可能性都市

この写真を観てピンとくる人はかなりの廃墟マニアでしょう

「これより蓼科仙境都市」と書いてあります
蓼科仙境都市とは蓼科山近くに在る別荘地で、バブル期に立ち上がり現在は半ゴーストタウン化してます

先ほど”廃墟マニア”と書きましたがここはまだ実働中です
しかし見た感じ一部廃墟化しているのは間違いないようです

バブル崩壊の煽りで経営難に陥ったのかも知れませんが、このネーミングセンスは抜群だと私は思います
崇高、脱俗界、幻、憧れ、などを連想させる素晴らしい発想です
思わず購入してしまいそう、という可能性は私には無いですが(^_^;)

私の目的はもちろん廃墟ではなく林道です
”都市”の奥に整備されている鹿曲川林道(かくまがわ)を行きます
仙境都市から北へ真っ直ぐ延びています

 

入り口は何箇所かありますが、今回はココから。なんと一方通行です

結構な急坂だ

都市部には入っていない。サラッと過ぎる

 

さて、ここからだ!
ヤル気を起こさせる面構えが迎えてくれた(^o^)/

この岩は落ちたのか、置いたのか?

守りが固いのか軟らかいのか、よく分からない(^_^;)

完全に放置状態だ(^o^)

道路が川になってる(^o^)

落石も落ち放題だ(^o^)

この辺りで様相が変わってきた(ーー;)
大きな滝があってその水が道路に流れ込んでいる。岩も土砂も流入しまくりだ

バイクは無理なので歩きで進んでみる

こりゃ酷い。歩きでもこの先に行くのはためらわれた
ここを山行がさんは抜けたのか・・  レポートは事前に見ていたけど実際に現状を見ると信じがたい
自転車でしかも残雪の時期に完抜きしたとは恐れ入ります

ここは別の入り口だけど特に封鎖はしていない。まだ都市は機能しているという事か。

こちらは谷向いの都市。立派な会員制リゾートホテルがいくつもあった

鹿曲川林道。噂通り凄まじい状況でした。あの状態を先に進む気にはなれませんでした
林道自体は1kmも走れませんでしたが、いつか、反対側から入ってみたいと思います
今回は都市部にはあまり入っていませんが、一見ゴーストタウンでも人の気配はそこそこあります

 

※続編

翌年に反対側を探索しました  鹿曲川林道 旧都市への道

当時の関係者の手記  あの夏・・・ 仙境都市・伝説

当時の会員の方の写真  仙境都市という楽園〜きゃんの想い出

 

 

 

※深宇宙探査用地上局
(GREAT:Ground Station for Deep Space Exploration and Telecommunication)

仙境都市のすぐ近くでJAXAの施設が建設中のようだったので見に行きました
これが一体どういった目的で使われるか、実力もなにも分かりませんが、
喜々として写真を撮っている少年を見た時に夢がある設備なんだなと感じました

JAXAの発注で三菱電機と地元の竹花組が施工しているようだ。稼働は来年